【④リージェンツ運河編】イギリスの2つの運河でSUPしました!

次はリージェンツ運河をご紹介します。ロンドン中央モスク付近からマイルエンドまでの11.3kmをSUPで移動しました。なお、冒頭の動画の通り、途中でGoProを落としたため、あまり写真が残ってません。。そういう意味でも、もう一度行きたい!

本当は、もっと西側にあるリトルベニス(Little Venice)からスタートしたかったのですが、その手前にあるMaida Hill Tunnelが通れないことと、トンネルを避けたとしてもトンネルの両側の出入口は独占的に利用されている係留場のため、潔く諦めてロンドン中央モスク付近からスタートしました。

奥に見える柵には鍵がかかっていて、一般人は通行できないようです。個人的には不便ですが、係留場のなかでディープなコミュニティができているようだったので、それはそれはいい風景だなと思いましたw

リージェンツ・パークの外側を通るように進んでいくと、Macclesfield Bridgeが見えてきました。重厚なかっこいい橋ですが、昔ボートがぶつかって崩落したそうです。どんだけ強くぶつかったのでしょうかw

ロンドン動物園の船着き場が見えてきました。どうやら運河沿いにはハイエナがいるようです。ちらっと姿を見ることができました。

先に行くと、赤い中華っぽい船が見えてきました。Feng Shang Princessというレストランのようです。たぶん船の形をした建物だと思いますw ちょうどL字になっていて流れが悪いせいか、藻が多かったです。

Paddle Boarding LondonというロンドンでSUPをやっている団体の拠点につきました。スタッフっぽい人にどこからどこまで行くのか聞かれました。陸送してトンネルを乗り越えるという説明が面倒だったので、適当に答えてしまいましたw

ロンドンの橋には青い街灯がついています。これは橋の下に住むコウモリへの配慮なんだそう。環境への意識の高さがうかがえます。

このあたりは皆さんご存知のカムデンロック。閘門があって流れが良くなく、飲食店の汚れが入り込んでいるのか、汚い印象だったので、さっさと通り過ぎました。珍しくここには閘門を管理しているおじさんがいたのですが、SUPの陸送を率先して手伝ってくれました。日本では邪魔者扱いされがちなSUPですが、優しく受け入れてくれて地味に嬉しかったですw

この運河にはたくさんのナローボートが係留されているのですが、たまに変な形の船もいたりします。これは救助艇でしょうか?ミニマムな感じが逆に居心地よさそうでした。

営業しているのか不明でしたが、カフェをやっている船がいました。でもどうやって近づけば良いのでしょうかw

進んでいくと、ガスタンク跡地を開発したガスホルダーパークとマンションが出てきました。機関車もナローボートもそうですが、イギリス人はこういう系が本当に大好きなんですねw

このあたりも最近の開発エリアであるグラナリースクエア。運河に向かっている階段に人工芝が張られていました。今のところは気持ちよく寝られますが、だんだんゴミが溜まっていきそうで心配です。

その先には、なんと運河に浮かぶ本屋さん「Word On The Water」。中の装飾も重厚感があり、魅力的な空間でした。話によると、別に船が好きなわけではなく、立地が良いからここでやっているみたいです。

向かいの岸にはデザインされたビオトープっぽものがありました。やはり環境意識が高いですね。

その先には、導入編で紹介したロンドンキャナルミュージアムがあります。なお入口は道路側なので、SUPで立ち寄っても入れません。

 このルート最大の難所であるイズリントントンネルが見えてきました。SUPでの通行を許可されていないので、SUPを一度折りたたんでまちなかを移動します。

地味に距離が長く高低差があり、直線で通り抜けられないので、ちょっと大変かもしれません。あと、SUPの格好で竹下通りみたいなところを歩くので精神面も鍛えておく必要があります。

トンネルの反対側に来ました。トゥパスはどん突きになっていて、のんびり過ごす人が周りにいて気まずいですが、SUPを膨らまして準備します。

あと、このルートの地味に面倒なところが閘門が多いこと。毎回陸送するのですが、普通に通行人がたくさんいるので、ぶつからないように気をつけて運びます。

この船はアートギャラリーのようです。ロンドンの運河には住居以外の使い方をしている船がけっこうあります。

これは私有の埠頭(wharf)ですかね、小屋っぽくてかわいらしいです。

こちらは良い感じにトゥパスを客席として使っている「Towpath Cafe」。そのまんまの店名ですねw このルートの中では一番賑わっている水辺でした。

途中には時々basin(ドック)と呼ばれる短い行き止まりになっている運河があります。基本的には船を係留しているだけなのですが、ここにはカヤック用?のゲートが付いていました。まちなかで練習できるなんて良いですね。

こちらはなかなか斬新なアートw 船の人向けに設置しているんでしょうかw

使われていない船は係留されて売り出されていました。こちらは69,000ポンド。だいたい1千万円弱ですかね、意外と高いです。

だれも興味ないと思いますが、ここでGoProを落としました。。。

これは一般の住宅なんだろうと思いますが、良い使い方してますね〜優雅です。

船で生活している人はどうやって買い物とかに出かけているのか、ずっと気になっていたのですが謎がとけました。みなさん小さなボートとかカヤックを船に積んでいるのですが、これで移動しているようです。

そんなこんなで、本当はLimehouse Basin Marinaあたりまで行って終わりたかったのですが、テムズ川に近づくにつれ、どんどん藻が増えていき航行不能になったのでマイルエンド付近で断念しました。藻がこんなにも抵抗になるとは知りませんでした。ボードに大量の小さな葉が張り付いていく感じですね。

といった感じで、こちらも無事に5時間ほどの旅を終えることができました(予想外のことでタイムロスが多かったです)。リージェンツ運河は流石に都心の運河なので水はきれいじゃないので、そこまで気持ちよくはないですが、ロンドンの都市景観や水辺文化に触れるという意味では最高のルートなのではないかと思います。

以上、4編に渡ってイギリスの運河でのSUPを記事にしてみました。記憶が薄れる前に、とりあえず時間があるうちに勢いで書いているので、表記ミスや情報間違いがあるかもしれませんが、多めに見てください。そのうち見直して修正・更新したいと思います。